2014.11.13.thu

ふれあいコンサート

秋といえば、読書の秋、食欲の秋、芸術の秋などなど…いろいろな秋がありますが、コンサートが行われたこの日はまさに「音楽の秋」でした。先生方や保護者の方の力を借りて、吉見光の子のランチルームが素敵な音楽ホールに大変身しました。今回、園児達は観客となってコンサートを楽しみました。それぞれ出演者の演奏が終わる度に子どもたちから「アンコール!アンコール!」の声があがっていました。よく見てみると、後ろの方で先生が子どもたちに合図を送っているような気もしたけれど、ここは子どもたちから「アンコール!」がでたということにしときます。
 
1番手は優しい音色の「オカリナ」の演奏です。オカリナというと、トトロが吹いている楽器を思い浮かべる方もいると思いますが、今回吹いてくれたのは木製の、一見すると笛のようなオカリナです。ぬくもりのある温かい音色がするんですよ。園長先生、事務長先生、内藤先生が「夕焼け小焼け」と「カエルのうた」を聞かせてくれました。初めてオカリナを目にし、耳にした子どもたちも多かったと思います。会場全体が和やかな空気に包まれました。
 
2番手は先生方によるチーム「うまくなり隊」です。まずはハンドベルで清らかな音楽を奏でてくださり、次に歌と合奏で「風になりたい」を演奏してくれました。間奏にボディーパーカッションも披露してくれました。ピアノにたいこ、ホイッスル、先生たちの歌声とボディーパーカッション、聞いているとリズムに合わせて自然と体が動いてきます。子どもたちも立ち上がって、リズムに合わせて体を自由に動かしていました。会場があたたまるとはこういうことを言うのだなと実感しました。最高に盛り上がりました!
 
3番手は、園児のお母さんによるピアノ演奏です。「アベマリア」を披露してくれました。ピアノの音色とメロディが重なり合って気持ちが穏やかになる感じです。ゆったりとしていつまでも聞いていたいと思いました。
 
4番手も園児のお母さんによるピアノ演奏です。(3番手のお母さんとは別の方です。)ピアノの音がなったとたん、会場にいる全員がハッとするような雰囲気がありました。10本の指から奏でられるその音はまるで命を吹き込まれて感情を持ったように、滑らかに次々と語りかけてくれるような感じがしました。とても素敵な感動的な演奏でした。
 
5番手は先生方によるチーム「ベレー帽」です。今年の夏祭りの時に盛り上がった曲、「たいようのサンバ」と「星に願いを」を演奏してくれました。ドラムを中心に構成されていて、スローなイメージの「星に願いを」がロック調のノリのよいリズムにアレンジされていて、かっこいい「星に願いを」になっていました。先生方のスティックさばきもかっこよかったです。
 
6番手は、ゲストとしてドラムのプロの方が「たいようのサンバ」を演奏してくれました。さすがプロですね。体とドラムが一体となっている感じがしました。サンバのリズムに合わせて音楽を楽しませてくれました。
 
7番手は、園児のお母さんたちによるリコーダーアンサンブルです。「島唄」と「ちいさな世界」を演奏してくれました。ソプラノ、アルト、テナー、バスに分かれて素敵な音のハーモニーを聞かせてくれました。
 
8番手は、「オーホリーナイト」「ペチカ」「小さな空」をテノールの甘美な声で歌い上げてくれました。ご夫婦で出演してくださり、ご主人が歌を、奥様がピアノで伴奏をして下さいました。お二人の息の合った演奏は心に染み入りました。優しい歌声で会場を包み込んで下さいました。
 
全部で8組の出演があり、約1時間30分のコンサートは大盛況のうちにおわりました。大人も楽しめるハイレベルなコンサートで、無料で観れるなんてとても贅沢なことだと思います。とても充実した素晴らしい時間をくださって感謝しています。先生方やお母さん方が楽しそうに演奏している姿は子どもたちの心に届いたと思います。みんなが奏でてくれたメロディを、耳で聴いて、体で感じて、心で受け止めることができたと思います。音楽の楽しさやパワー、優しさが伝わる温かいコンサートになりました。
 
最後に、このコンサートを成功させるためにご協力、ご参加して下さった皆様、心より感謝いたします。