2015.12.12 sat

クリスマス発表会2015

今年度のクリスマス発表会は、酒々井のホールで行われました。広いホールでしたが、園児のみんなは臆することもなく劇と歌を発表してくれました。
 
―プログラム―
☆はじめのことば
☆年長児 
・ハンドベル「もろびとこぞりて」
☆2歳児
・オペレッタ「クリスマスのおくりもの」
☆0歳児
・親子で「天使たちのクリスマス」
☆1歳児
・親子で「サンタさんのわすれもの」
~休憩~
☆ページェント 4、5歳児
☆3歳児
・劇と歌「みんなでつくったクリスマスツリー」
☆4歳児
・劇と歌「サンタおじさんのいねむり」
☆5歳児
・合奏と歌「ねがいごとのうた」ほか
☆おわりのことば
 
年長さんのあいさつではじまり、ハンドベルでオープニングを飾ってくれました。子どもには重たいハンドベルをしっかり握って、姿勢よく立っている姿はとてもかっこよく素敵でした。1つの音をつなげてメロディにしていくハンドベルは、自分のパートだけでなく、周りのみんなの音もしっかり聞かないといけません。みんなの気持ちを1つにさせて、優しい音色を奏でてくれました。
 
2歳児さんたちは、うさぎにきつねなど森の動物たちになって登場です。森で美味しそうな食べ物を見つけてみんなで分けあって美味しく食べました。去年まではママ、パパと一緒に舞台にあがっていましたが、今回から1人で舞台に上がります。先生にマイクを向けられると、覚えたセリフを精一杯の声と気持ちで伝えてくれました。歌に合わせて体を動かしている子もいたりと、ほのぼのとした温かい雰囲気にしてくれました。
 
0歳児さんたちは、親子でステージに登場です。わらべ唄に合わせて、シフォンの布で顔をかくして「いないいないバァ~」をしたり、大きな青色のシフォン布に包まれて、海の中にいるような感じでした。布の感触や風、わらべ唄の心地よいリズムを親子で楽しいんでいる様子が伝わってきて笑顔になってしまいました。
 
1歳児さんも親子で登場です。サンタさんがわすれてしまった「雪だるま」をみんなで作ることにしました。みんなよりも大きな大きな雪だるまに、腕をつけて、目をつけて、鼻をつけて、口をつけてあげます。ママ、パパと一緒に、一生懸命目をつけている姿はとても可愛らしかったです。雪だるまさんに笑顔で走っていく子もいて、早く雪だるまを作ってあげたい、優しい気持ちが伝わってきました。
 
4、5歳児によるページェントです。クリスマスにお生まれになったイエス様のお話です。ヨセフさん、マリアさん、博士、宿屋、羊飼い、お星さま、天使たちが登場します。子どもたちはそれぞれ、自分のやりたい役を立候補で決めました。ほとんどの子が、年少、年中の時に、年長さんが演じてきたページェントをみています。なので自分たちの中で年長になったら、この役をやってみたい!という気持ちがあります。自分の思いとみんなの思いを1つにして、イエス様がお生まれになったクリスマスの夜を私たちに見せてくれました。しっかりと前を向いて、堂々と演じている姿に感動しました。ナレーションの2人は、全ての流れを把握していて的確だなと感心させられました。
 
3歳児さんたちの登場です。森のうさぎさんがケガをしてしまい、クリスマスがもうすぐなのに、ツリーが作れません。そこで、森の仲間たちはうさぎさんのために、ツリーを作ってあげることにしました。みんなで木を探して、飾りをつけて立派なツリーを作ってあげました。うさぎさんも大喜びで、みんなで素敵なクリスマスを迎える事ができました。3歳ともなると、話の流れも分かっているようで、セリフもばっちりでした。かわいい声の子、大きな声の子色々ですが、それぞれの100%を見せてくれました。最後にみんなに幸せが訪れるように「トイ・トイ・トイ」のおまじないの歌を歌ってくれました。振り付けも可愛くて、一生懸命踊って、歌っている姿にみんなすぐに幸せになりました。今日の日がうまく幸せにいきますように…森の仲間が祈ってくれていると思うと心が温かくなります。
 
4歳児さんは絵本を元にした劇を見せてくれました。ごはんを食べると、すぐに眠くなってしまうサンタさん。クリスマスの夜にプレゼントを届けに行きます。途中、お腹が空いてしまい、奥さんにプレゼントを届け終わるまで食べてはいけないと言われていたけれど、奥さんが持たせてくれたご飯を食べてしまいます。お腹もいっぱいなり、やっぱりサンタさんは居眠りしてしまいます。そんなサンタさんを見つけた森の仲間たちが、代わりにプレゼントを配ってあげることにしました。サンタさんが目を覚ますと全てのプレゼントが配り終わっていました。サンタさんは森の仲間たちに感謝をしました。みんなそれぞれの役になりきっていて可愛かったです。みんなが劇の中で1つになっている感じがしました。きつねさんがみんなに、プレゼントを分けている姿もかっこよかったです。ナレーションの子も全体の流れをよく覚えて、見ていてすごいなと思いました。最後に、みんなの未来が明るくいつまでも続く事を想って「しずかなクリスマス」を歌ってくれました。何年も昔から星が輝いているように、いつまでも輝き、続いていきますように。
 
最後は、5歳児さんの歌と合奏です。♪きみが好きだよ 誰か僕に 言ってくれたら 元気になる♪という歌詞がありました。家族やお友達を優しく思う心が伝わります。元気いっぱいの歌声が私にも届きました。歌が終わると合奏です。バタつく様子もなく、ささっと並び替えをしているあたり、さすが5歳児さんだなと思いました。ハンドベル、ピアニカ、グロッケンで素敵な音色を聞かせてくれました。周りのみんなの音をきちんと聞いて、それぞれが一生懸命頑張っていました。最後に「ラブをプレゼント」を歌ってくれました。振り付けもあって可愛かったです。会場全体に「LOVE」を届けてくれました。
 
この日の為に練習を頑張って、見事本番をやりとげた子どもたちに、お父さん、お母さんからクリスマスプレゼントをあげました。今年のプレゼントはハンドタオルで、無地のタオルに、それぞれのご家庭で刺繍をしたり、ワッペンをつけたり、我が子が喜ぶ姿を想像しながら手作りしてくれたものです。世界にたった1枚のプレゼントに子どもたちも喜んでいました。
 
1つの目標に向かって、先生に指導をしてもらい、友達と励まし合い、自分と向き合い頑張ってきた子ども達。積み重ねてきたからこそ本番は見事に成功しました。また1つやり遂げた子ども達は、大きく成長しました。友達を思いやる心、教えてあげる優しさ、待ってあげる優しさ、諦めない強さ、きっとこれからの子ども達の未来は明るく輝き続けてくれると思います。