2016.10.12 Mon.
5月にみんなで植えた苗は 今、豊かに実り、黄金色の稲穂が風に揺れています。
田んぼは、幼稚園のお向いにあって、地元の農家の方が、子ども達のために貸してくださいます。子ども達は自分の植えた苗の成長を、日々,間近に見ながら園生活を送っています。
田植えと稲刈りは、保護者もお手伝いすることができるので、私も毎年楽しみに参加しております。
田んぼのおばあちゃんから色々なお話を聞くのが、いつも楽しみです。
今年は大雨から稲を守るために大変なご苦労があったそうです。
何も知らなければ、ただのお米ですが、稲刈り体験の後は、お米が本当にありがたく感じます。
こんな風に日常に感謝できるきっかけを頂けたことに、また感謝です。
 
子ども達が張り切って田んぼにやってきました!
雨続きだったので、田んぼはぬかるんで、足をとられて歩きにくい状態でした。でも、みんな一生懸命田んぼに入ってきます。
先生が手を添えてくださり、鎌で稲を刈り取ります。稲はとても丈夫で、なかなか簡単には刈れません。
刈り取った稲を両手に抱えて田んぼの外まで運び出します。
足元がぬかるんで、これもまた大変な作業です。次は束ねて干していきます。
毎日当たり前のようにいただいているお米だけれど、食べる為には様々な作業があることを、子ども達は身を持って学んでいきます。
年下のお友達は、少しすると遊びはじめてしまいます。(笑)田んぼには、沢山の泥や、カエルやザリガニ、ねこじゃらし。子ども達の大好きなものがいっぱいですものね!
年上の子ども達は稲刈りから最後の干すところまで、自分から進んで作業を手伝う姿が目立ちました。鎌で刈る感触や、作業がだんだん進んでいく事にやりがいを感じているようでした。そんな様子を見て、成長したなぁ。。。と感心します。
まだ稲刈りはできないけれど、田んぼまで応援に来てくれたにじ組、はと組の小さなお友達。
黄金色に実った稲や、田んぼの土の匂い。そこに住む生き物たちの様子など、秋らしい様々な事柄が小さい子達の五感に染みわたっていることと思います。
 
子ども達が大人に成長した時に、ふっ とこの田んぼの風景や、風や匂いを思い出してくれたら嬉しいな。
田んぼを囲んで様々な年齢の子どもや大人が稲を刈ったり、ザリガニを捕まえたり・・・。
みんな泥でドロドロになって、わいわい賑やかに楽しみました。