2016.11
プレイフェスティバルの裏側?!『Part1競技が決まるまで』
前回のブログで、プレイフェスティバルについて、書きましたが、
今回から2回に分けて、先生方に伺った話も交えてたプレフェスの裏話を書いてみたいと思います。
○競技が決まるまで
プレイフェスティバルの競技は、子ども達のアイディアから考え出されます。
話し合いをすると子供らしい自由な発想で、思いついたことをどんどん言葉にします。
今年出たアイディアの一例です、
・動物を追いかけたい!
・カブトムシを探したい!
・ウォータースライダーやりたい
・キャンディー探し!
・とにかく走りたい!
・何かを越えて走ったらいいんじゃない?
・綱引き
・跳び箱
・竹登り などなど。。。。
先生は出来るだけ子ども達のアイディアを競技に取り入れようと、頭をひねります。
まず、『動物を追いかけたい!』というアイディアが採用されました。
サイコロを振って、出た面に描いてある動物を追いかけて捕まえる。という競技です。
足の遅いナマケモノや逃げ足の速いうさぎ。中ぐらいの速さのクマなど、出た目の動物によって、ハンデが変わります。
そこに、吉見光の子名物の台登りを加えて(”何かを越えて走る”の案ここで採用!)、
台を飛び越えた後に、逃げる動物を捕まえに、走ります。
4歳、5歳児さんの競技、『どうぶつさいころGO―!!』の出来上がりです。
カブトムシ探しと、キャンディー探しは、まとめて一つの競技になりました。
紙でできた、カブトムシの中に、キャンディーが入っています。
何人かの先生方が2階から、カブトムシキャンディーを投げて、それを手をつないだ親子で取りに行く。という親子競技です。
これは、盛り上がりましたねー!
そしてなんと!ありえないと思われたウォータースライダーと綱引きを組み合わせて、すごい競技も考え出されました。
夏に園庭で水遊びをすると、子ども達は園庭の斜面にブルーシートを敷いて、即席 滑り台を作ります。更に上から水を流すと滑りやすくなるので、子ども達はこれをウォータスライダーと呼んでいます。子ども達のお気に入りの遊びです。
考え出された競技は、ウォータースライダーで使ったブルーシートの上に石鹸水をまいて、滑りやすくしたうえで、みんなでつるつる滑りながら、綱引き!
という過激?!なものです。小学生競技として考え出されました。
事前に、ウォータースライダー綱引きが、本当にできるのかどうか?それと、安全確認の為に、先生方で集まってやってみたそうです。
「かなり、面白かったですよ(笑)」とおっしゃっていました。
ところが、プレフェス当日に雨が降ってしまったために、ウォータースライダー綱引きは、普通の綱引きに変更になってしまいました。
残念です・・・。
でも、先生方が、できるだけ多くの子供の提案を実現してあげようと、色々と奮闘してくださるお気持ちが、保護者としては、とても嬉しいのです。
小さな子供の、どんな意見でも、大人である先生方がしっかり受け止めて形にしてくださる。
光の子の子ども達は、皆、人懐こくのびのびとした印象がありますが、それは先生方が子ども達のそれぞれの個性を大事にして、ありのままの子ども達をしっかり受け止めてくれている日常があるからなのではないかと思っています。
園児達にしてみれば、自分達の案で、作った競技を、子供も大人も、みんなが楽しそうにやっている様子を見たら、嬉しいし、とても自信につながるでしょうね。
○ 小学生ボランティア
プレイフェスティバルの重要な裏方さんに、小学生の存在があります。
卒園生から成る『子供の家クラブ』の子ども達が毎年プレフェスのお手伝いをしてくれます。
小学生達は競技の小道具を持ったり、小さな園児に合わせて、障害物の高さを調節してあげたり、さりげなく手助けをしてあげたり、子供とは思えない機転の利き方、優しい気配りの数々・・・!
競技のトロルや動物に扮するときは、演技力もバッチリ!競技を盛り上げます。
とにかくどんな仕事も手を抜かずに一生懸命やってくれます。
高学年の卒園生が小1、小2の卒園生を引っ張ってくれて、小学生同士のチームワークも素晴らしいものがありました。
異年齢の子ども達が一緒に活動する光の子で育った彼らは、小さい子への接し方も、みんなで何かを作り上げるのも、とても上手です。
立派に成長している卒園生達をみると、改めてここの園で大事な幼年期を過ごすことが出来て良かったと感じます。