2016.12.09
クリスマス特別給食
クリスマス祝会の行われる今日、給食の先生が、クリスマス特別給食を用意してくださいました。
いつもの給食では、主食はご飯ですが、クリスマスということで、今日は洋風に。パン、コーンスープ、チキン、ケーキまであります。
そして、一番の目玉は、保護者で、グレースファームファミリーの、高師さんによる「チキンの丸焼きの解体」です。
髙師さんは鶏の身体の構造にとても詳しいのです。
クリスマス用にこんがり焼いたチキンの丸焼きですが、食べる前に
鶏の身体の構造をお勉強します。
ニワトリも人間も、同じ脊椎動物。
身体の基本的な構造は似ています。
『ここは、あばら骨。人間にもここにあるよ。』
と説明を聞くと、子ども達は、自分自身のあばら骨を触って確かめます。
鶏のものと、そっくりなあばら骨が自分達にも付いています。
鶏の羽の骨は人間の手・腕の骨に似ています。
足の骨や腰の骨、
胸の筋肉、足の筋肉と説明が続きます。
姿形はだいぶ違うけれど、鶏も人間も、身体の構造はとてもよく似ていることに気づかされます。
私達は、自分達と同じ命を持つ生き物を食べて、日々生きているのだ。ということが、じわじわと実感されます。
自然と,鶏に感謝する気持ちが沸き起こってきました。
子ども達の反応は様々です。
1・2歳児のにじ組さんたちは、チキンの丸焼きを見ただけで、初めはギョッ!とした様子。
始めは、近寄ってもくれません。
『食べたくなーい』と言う子もいました。
それでも、1人が食べて、『美味しい!』と言うと、だんだん『食べてみようかな?』と言う子が増えてきました。
もっと小さい、はと組さんの子ども達は、まだ何の抵抗もなく、配られた鶏肉をもぐもぐおいしそうに食べています。
シンプルな、鶏の丸焼ですが、国産・有機栽培の原料を可能な限り使った餌で育てた、安全で美味しい鶏を、給食の先生が、用意してくださいました。
ヨーグルトで下ごしらえして、小さい子でも食べやすいように柔らかく作ってくださいました。
3,4,5歳児さん達は、焼く前の生の丸鶏も見せてもらいました。
『かわいそー』という声もあがったそうです。
解体中は、みんな一生懸命、説明を聞いていました。
生のときには、『かわいそう』と言っていた子たちも、
こんがり焼けたチキンは、『美味しい!!』と言ってもぐもぐ食べています。
とても正直な反応ですよね。
チキンの丸焼きを解体することで、動物の体の構造を知る。という理科的な興味を誘うこともできて、何より命をいただいているんだ。という、食べ物に対する感謝の気持ちを持つことができました。
とても有意義なクリスマス特別給食会になりました。
子ども達にも解り易く、詳しい説明をしてくださった高師さん、
特別メニューを用意してくださった給食の先生、
ありがとうございました!!