2017.09.30
プレイフェスティバル (運動会)
今年のプレイフェスティバルは、
サメチーム 対 くじらチーム の対戦になりました。
今回も子ども達からの提案で、チーム名が決まりました。
吉見光の子のプレイフェスティバルは、子ども達のアイディアや、やりたい事を
みんなで言い合って、それを元に、先生方がみんなで楽しめる競技にしてくれます。
今回は、サメvsくじらということで、海をイメージした競技が多くできあがりました。
それから毎年人気なのは台登りです。年上の子ども達がかっこよく台に飛び乗ったり飛び降りたりする姿は、子ども達にも印象深く、毎年、自分達もやりたい。と声があがります。
0・1歳さん達の競技
なんといっても、まだハイハイだったり、ついこないだ歩けるようになったばかりの子ども達です。
慣れない競技、棒にぶらんとぶら下がったり、高い台の上に登ったり、尻込みする子もいましたが、先生や、お父さんお母さんの熱い声援に応えて、とにかく一生懸命、前に進んでいきます。こんな小さな子でも、パパ・ママの呼びかけに応えようと、必死でがんばる姿がとにかくすごい!感動的です。
そして何より素敵なのは、一生懸命がんばった子を、ゴールで抱きしめる、パパ・ママの優しい笑顔と、幸せそうな子どもの表情です!!
子ども達も、パパ・ママも、みんながんばったね!!
2歳さん達の競技
2歳さん達をみていると、人間は、たった2年でこんなに色々なことができちゃうんだなぁ。と感心します。
お友達と協力したり、競技を心から楽しんだり。
身体をのびのびと動かして、子ども達はとてもいきいきとしていました。
お買い物競争では、一本橋を渡り、高い台から飛び降りなくてはいけません。
高い台から飛び降りるのはとても勇気のいることです。
躊躇する子供の、心の葛藤が伝わってきて、会場中の誰もが心から子ども達を応援します。
台から勇敢に飛び降りるお友達を応援していて、
『すごいねー!』『こわいねー』と声をあげて、少し不安気だった子が
いざ、自分の番になって、見事に台を飛び降り、ゴールしていました。
あの子も勇気をいっぱい振り絞ったんだな。
胸が熱くなりました。
3歳さんの競技
3歳さんになると、4歳5歳の、自分より年上のお友達と一緒の競技もあります。
以前の、赤ちゃんらしい幼さから子供らしく成長した姿に、改めて胸がキュンとする思いがします。
ワニワニアドベンチャーという競技は、高い台をよじ登った後、小学生ボランティアがワニになって歩き回っているところを、上手に安全地帯などを使って、すり抜けて宝物を取りに行く。という内容です。
ワニに捕まらないように、小さな机の下に一生懸命、隠れている様子など、子ども達は真剣そのものですが、みな本当に可愛いらしい!
3歳になると、リレーも初参加です。
リレーだってなんだって、3歳さんは全身全霊一生懸命です!!
手を大きく振り上げて、『はいっ!!』とバトンを渡す様子。
受け取ったバトンを片手に持ち替えるのも、身体の向きを変えるのも、まだおぼつかないけれど、とにかく『走らなきゃ~!!』という子供の気持ちが伝わってきます。
みんな本当に、よくがんばりました!!
4歳さんの競技
4歳さんになると、子ども達の運動能力がグンと上がり、走り方も3歳さんの頃とは随分変わってきます。ワニワニアドベンチャーやダンス、リレーなど、3歳さんと同じ内容の競技が多いのですが、4歳さんは、より伸びやかに自由に身体が動いて、走っている姿も、今までの「可愛い♡」から→「カッコイイ!」へ。
勝つことへの執着心や、自分のチームへの愛着も昨年より増して、
勝負に挑む子ども達の目が、もう違うのです。
張り裂けそうな、大声で一生懸命応援合戦する姿や、負けて悔し涙する姿は、親でなくても胸を打たれます。
いつの間にか、こんな風に物事に一生懸命に取り組むことが出来るようになったのだなぁ。と感激した保護者の方も多かったのではないでしょうか?
5歳さんの競技
最年長のむらさきさん達(5歳さん達)。やはりプレイフェスティバルの花形です。
オープニングに披露してくれた、太鼓の演技は、夏休みに入る前から練習がはじまり、
夏休み中も集まって練習しました。
子供も、大人も、色々な思いが沢山詰まった太鼓です。
子ども達が、背筋を伸ばして、きりりと太鼓の脇にたたずむ、その姿を見ただけで、気迫が伝わってきます。
力強い太鼓の音が、子ども達の生命力そのもののように感じられ、毎年涙が出ます。
とても素晴らしい太鼓の演技でした!
むらさきのみんな!どうもありがとう!!
応援合戦では、光の子名物とも言える竹登りがあります。
お父さん達が垂直に支える、一本竹を、代表の子供、何人かが、足の指でグッと挟んでするする登り、先端から吊り下げられたくす玉を和割るのですが・・・・
垂直の竹を登るのは大変なことです!子どもの誰もができる訳ではないので、
毎年むらさきさんの中から数名、代表で登ります。
でも、今年は竹登りが出来る子供が4人もいたのですね!(本当はもっといたのかもしれません。)
難なく、するする竹を登る子ども達を見ると、さすが吉見の自然の中で鍛えられた子ども達だけあるなぁ。と誇らしい気持ちになります。
そして5歳の子どもの台登りは、やはり特別迫力がありますね。
ダーン!と台を蹴り上がるその音。わっと一機に飛び降りる様子。
5歳の子供のエネルギー量と、気迫にずっと圧倒されっぱなしでした。
普段、ニコニコ、キャッキャとふざけ合っている穏やかな様子とはまるで違います。
この子達は、みな本当に凄いなぁ!
小学校に行っても、大人になっても、頑張れる子ども達だ!
とまたしても、感動するのでした。
競技に勝利した子ももちろん素晴らしいですし、その裏で負けて悔し涙をながしていたり、
泣かずにグッとこらえていた子ども達も、素晴らしかった。
「くやしい思いをしたからこそ得られる成長もあるよ!!がんばれ!がんばれ!」
と心の中で、強く応援していました。
プレイフェスティバルの後は、3.4.5歳さん達ばかりでなく、2歳の小さな子ども達にも、気持ちの成長を感じる。と先生方も驚いていました。
高い台に登ったり、飛び降りたり。自分から勇気を出して何かを乗り越えたからこそ、得られた自信や成長なのかな。と思います。
また、子ども達の成長の陰には、競技中の、先生方の素晴らしいサポートがあると思います。
子ども達、1人1人1の特性をよくわかった先生が、子供それぞれに合わせた、
最小限のサポートで、ケガが無いよう、細心の注意を払って、競技に付き添ってくださっているのがわかりました。
そして、保護者の皆様たち。
気が付くと、観覧している大人は、我が子ばかりでなく頑張っている子ども、みんなを応援してくださっていました。
多くの方の声援がどれだけ子ども達を励ましたことでしょう!
さらに、競技のお手伝いをしてくださった、後援会やボランティアの保護者の皆様も、
朝早くから、本当にありがとうございました!!
子ども達がひたむきに頑張る姿を見て感動し、大人はなんだか心が浄化されたような、
清々しい、嬉しい気持ちになりました。
子ども達も、本当にどうもありがとう!!
次回のブログでは、プレイフェスティバルの後に描いたこどもたちの絵と
むらさきさん達の作文を紹介します。