2017.01.21
ロードレース
前日の雨が嘘のように晴れわたり、青空の美しい朝になりました。
今日は、吉見光の子認定こども園の、ロードレース大会の日です。
園児だけでなく、先生も保護者も。小学生の兄弟も走ります！
年齢に応じて距離を変えて
園の近くにある、田んぼのあぜ道を走ります。
年少児からは、駅伝式のロードレースになります
子ども達からお父さんまで、タスキをつないで走ります。
年少児→年中児→年長児→小学生→保護者母・先生(女性)→保護者父
年少さん(ぴんくちゃん)は約２００m、年中さん(きいろさん)約４００m、
年長さん(むらさきさん)からは、約９００ｍの距離です。
新学期が始まってから、ロードレースに向けて、
子ども達は毎朝、田んぼのあぜ道を走ってきました。
最近の子ども達は、走る機会が少なくなっていると聞きます。
長く走ると息が苦しくなって、とても辛い。
そんな経験も、子どもにとっては大事なことかもしれませんね。
そして、練習を重ねると、少しずつ苦しさが軽減したり、早く走れるようになってきます。
マラソンは自分自身の身体の状態に、気が付きやすい競技です。
子どもたちも、走りながら自分の身体について、様々な気付きがあったのではないかな。と思います。
さて、ロードレース本番。パパ、ママも応援に来てくれて、子ども達は大張り切りです！！
エントリーしている大人達は皆、しっかり準備運動をして備えます。
「完走できるかなぁ・・・」と不安気な様子のお母さん達。
ほとんどのお母さん達は、子どもを出産して以来、育児と仕事に追われて、
運動らしい運動をする機会もなかったのではないでしょうか？
お父さん達も、毎日のお仕事が忙しく、運動不足だったり、体調が万全ではない方も
いらっしゃったと思います。
それでも、子ども達のイベントの為に多くの保護者がエントリーしてくださいました。
小さな子ども達から見て、お父さん、お母さんは、知恵も力も自分よりずっと優れている、大きな存在なのだと思います。
子どもから見れば、大人ってなんでも簡単にできちゃうように見えているのかもしれませんね。
今回のロードレースで、苦しそうに、それでも一生懸命走る親の姿は、
もしかすると、子どもにとって初めてみる親の姿なのではないでしょうか？
得意なことをスイスイ、スマートにこなすお父さんやお母さんもかっこよくて素敵ですが、
辛くてもあきらめずに最後まで走り抜く、父や母の姿こそ
子ども達の心に印象深く残ったのではなかなぁと思います。
それに親の方でも、実際に子どもと同じコースを走ってみると
ども達の成長を改めて(身に染みて)実感します！
「1㎞もないし・・・」なんて思って軽い気持ちで走ると、本当にきつくて、倒れそうになります。
そして、そのコースを５歳、６歳の子ども達は、ほとんど全力でスタートしています。
後半スピードが落ちはするものの、全員ちゃんと最後まで走りきってゴールします。
こんなにきついコースで、よくあんなスピードで走るなぁ！！
いつの間にか、ずいぶん体力がついたんだ。
毎朝がんばって練習したんだね！！
卒園した小学生や在園児のお兄ちゃんお姉ちゃんも参加してくれました。
園児だった頃の幼かった子ども達が、
「こんなに立派に成長して！」と思うほど、
見事な走りっぷりです。
小学生からタスキを受け取った、母や父も、必死に走りました。
子ども達からつないだ大事なタスキですから、のんびり走るわけにはいきません。
倒れない程度、限界ギリギリまでは頑張ります！！
走っていると、『○○ちゃんママ、頑張れ～！！』と
子どもや大人、いろいろな方が声をかけてくださいます。
ところが、こちらは、誰の声だかを確かめる余裕もなく、
ただもう、必死に走っています。
でも、心の中では
『あぁ、嬉しいなぁ！！』と思っています。
声援の中で、自分の娘が『頑張れ～！！』と言っている声も聞こえました。
なんとか無事に(笑) にゴールして、ほっとしていると、娘がやってきて、ぎゅっと抱きついてきました。
走り終わった高揚感なのか、なんだか急に楽しい気分♪
とにかく大きなけがもなく、全員が完走できて良かった！！
田んぼから、園に戻ると、給食の先生が温かい豚汁を用意して
迎えてくださいました。
走った後の豚汁は身に染みるなぁ～。
子ども達は全員、先生手作りのお菓子のレイを首から下げてもらって嬉しそう！
大人も子供も、温かい豚汁を食べながら、和やかな時間を過ごしました。
